むこログ-Vol.74-「示の手」
リハトレ武庫川ブログ-Vol.74-
秋になり、寒暖差が出てきましたが、皆さんどうお過ごしでしょうか?日の長さも短くなり暗くなる時間も増えるこの時期は、体調不良も起こりやすく、気分もはれないそんな憂鬱、憂愁な日を感じる方も多いかと思います。
リハトレ武庫川でも、昨今はハロウィーンの飾りつけなども行い賑やかにな様相となっておりますが、ハロウィーンと聞いても、ピンとこないという利用者の方も多いのかなとも思います。制作物としてはリンゴや柿といったものを作って、見てお腹をすかせたりというコントもあったりします。
さて、今回のタイトルは「示の手」ということで、最初は「神の手」にしようかとも思ったのですが、ふと考えたことがあり「示の手」という形になりました。これは、十数年前に私が、とある福祉大学の入学式にて、新入生の皆さまにお話しした内容となります。「福祉大」ということで、入学される方の多くは、保育、介護、身体、精神障がい者福祉の分野に携わることになります。そんな「福祉」という言葉は、共に「示編」の漢字ということで、これはともに「神」に関連する言葉に用いられるものということから、我々の仕事のある種の尊さと期待があるのではないか、誰かの手に代わって行う。そんな手でいて欲しいとい思いをその時に語らせて頂きました。その時の言葉を覚えて、福祉の分野で働いている方がいたら幸いかなと思っています。
ちなみに皆さんは「神の手」「福祉の手」とはどんなものなのかと考えたことはあるでしょうか?当デイサービスはリハビリとトレーニングを社名にいれております。ともに、「自分で出来るようになる」を増やしていくものですね。これは「指導」にもなっていくものですが「出来ることはできるだけして頂く」とい形になっていきます。もしこれをしてしまうと「運動を奪う」「怠惰していく」ことに繋がっていく。これは西洋的だと「悪魔の手」となるのではと思います。大事だと思って、色々としていき、することを減らしていく結果、体力や体調の悪循環を時に起こしてしまう。と考えると、どのような「手」を出すのかは難しいですね。時に、少ししんどくても、出来る範囲させようとすると「鬼、悪魔」と冗談めかしく言われることもありますが、出来るを見極めしていただく先に、結果はあるのかと機能訓練をする中で思います。悪魔もまた西洋的には神から堕ちたものという面もありますから、どちらも「示の手」ではありますね。自分の手が、どちらに傾くのか。いまをとるのか、明日を見るのか。考えさせられる「福祉の手」であります。
むこログ🍀豆知識
「脳トレは疲れる」
みなさん、がむしゃらに身体だけ動かしていませんか?とりあえず身体だけ動かしていればいいと考えずに動いていませんか?身体を動かすのは「脳!」脳トレ体操はなんか嫌だ、出来ないのは嫌だという思いのかたも少なからずいらっしゃると思います。「脳の器用さ」で身体は動きやすくなる。心身のバランスも取れやすくなるものです。利き手の脳は手と共に足も動きやすいもので、利き手じゃない方の足を動かすと「あぁ、こっち動き悪いね」となるのはある種、必然の結果です。足首を動かすのに、同時に脳トレとして手の運動も行う。器用さをあげることが大事になっていきます。そして、脳と体を共に使うと、ドッとバランスのよい疲れがやってきます。ちゃんと、疲れていますか?これも大事な指標です。