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むこログ-Vol.78-「グーパー体操は指の体操?」

リハトレ武庫川ブログ-Vol.78-

 冬至の今日、日照時間が一番短くなりますが、日の出が一番遅い、日の入りが一番早いわけではありません。日の入り(日没)は11月末から10日ほど前までが一番遅かったようです。それからもう4分は太陽が沈む時間は伸びているようです。逆に日の出はお正月あたりが一番遅いようです。ついつい勘違いしてしまいそうですよね。情報から、予測して間違いやすいそんな事象の1つに思えます。 

 動きにおいてもそれは一緒ですね。腕の曲げ伸ばし、肩の上げ下げでも、人によって動きの差があります。スポーツにおいては顕著で、投球動作やバッティングフォームなどを考えると分かりやすいかもしれません。同じような「動き」をしていても、かかっている筋力は違いまし、ものによっては使っている筋肉も全く違うかもしれません。昨今「ピラティス」が流行っていますが、リハビリテーションとして考えられたピラティスメソッドは動きの学習のエクササイズです。作った方がジョセフ・ピラティスさんですが、彼は当時、病気より大胸筋を失った女性にほかの筋肉により動作学習をさせ、大胸筋の動きと同等の動きを出されていました。医学会も興味を引きましたが、彼が医学的な免許を持っていなかったため、それ以上に昇華しなかったという悲しい歴史があります。しかしながら、反骨精神と共に、その後の努力より今に繋がっています。私も、ピラティスの免許を持ち、運動や介護や社会福祉系の免許しか所持していなかったので、柔道整復師の免許を取りにいったという歴史もあります。やはり、説得力が違うということを感じます。トレーニング、リハビリテーションとしてのピラティス、柔道整復師の知識と経験から運動の疑問というのは多く感じます。今日も、そんな1つを今回もお話ししてみたいと思います。

グーパー体操をよくされると思います。何に気を付けていますか?何を目的として選んでいますか?ただなんとなくよくある体操として、手遊びとしてやっているという方も多いと思います。逆に言えば、バリエーション豊かなのもグーパー体操かもしれません。

手遊びや脳トレとしてする場合は、グーの形、パーの形を意識して動きを複雑にしたり、作ってみたりしてされると思います。その時に「出しやすい姿位」にして行っているのか?は1つ大事になるかな?と思います。出した時の手のひらの向きは外向きですか?内向きですか?下向きですか?上向きですか?向かい合わせですか?手首は曲がっていますか?と考えたことはあるでしょうか?どの姿位がしやすいか自分でやってみましょう。その時に「その利用者さんの姿勢で構えて」みましょう。もし、やりにくかったら、それ以上に利用者さんはやりにくいはずです。動きが筋的に動かしにくいのか、脳的に動かしにくいのかなど、評価も変わってきますし「難しいですね」の言葉の意味合いも違うかと思います。脳の働きが悪いなら、どの手のひらの向きでも難しいかもしれませんが、筋や姿勢的に動かしにくいなら、手のひらの向きの動きを変えると出来るかもしれません。目的に沿わして、考えてみましょう。

単なるパーの動きでも、しっかり指の間が広げられているのか?広がり方が偏っていないか?反り方はどうなのか?など、苦手な指の動きを見つけられたり、機能訓練につなげられたりします。よく動かす手と指ですから、動くうちにしっかりと動かしていきましょう。


むこログ🍀豆知識

ヒートショックはお風呂だけではない!

ヒートショックはお風呂だけではありません。温度差がポイントのヒートショック。服装による体温調整もあると思いますが外から室内に入るだけでも、温度差があります。厚着から薄着にもなり、体の圧も抜けてしまい。血圧が下がりやすい状態が生まれることがあります。室内外で同じような服装で過ごすと、より危険度はあがります。すこし外に出るだけからも、ヒートショックの危険があるので、今一度気を付けていきましょう。