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むこログ-Vol.7-「症例:耳鳴りに対するアプローチ」

リハトレ武庫川ブログ-Vol.7-

4月も末になり、来週5月5日は立夏だそうです。鯉のぼりもチラホラとみられるようになりましたが、皆さんのお宅では用意されますか?リハトレ武庫川も、昨年のように鯉のぼりの鯉を作成して頂いております。来週にどれくらいの鯉が室内を泳ぐことになるのでしょうかね?そういえば、日本にいるほとんどの鯉は外来種になるそうで、川などに放流すると罰則になることもあるそうですね。親しみのあるものだけに驚きですね。

耳鳴りに対するアプローチ

「20年来耳鳴りで悩まされている」という利用者さま、それに対してのアプローチをご紹介します。お話を聞くと、読書をする機会が多く、頸部周辺の筋緊張が強くでておりました。この状態が長く続いているのが原因の1つではないかと、アプローチを継続して行っていた所、徐々に耳鳴りに悩まされる時間が減ってきたとのことです。他に原因として考えられるのはストレスによるものです。以前は血圧も安定せずしんどい日も多かったそうですが、当施設を利用するようになってからは他の利用者さまとの交流も増え、言葉を交わす機会も増えてきて楽しいということで、ストレスが軽減されたことが考えられます。

写真は頸椎周辺の筋の緊張を和らげ、リンパの流れを良くするアプローチを行っているときのものです。現在、症状も落ち着いてきているので、経過を見ながら読書時間や読書姿勢のコントロール、衰えている筋のピックアップをしトレーニング、セルフケアを行えるようであれば教えて症状がなくなっていけばと考えております。

むこログ🍀豆知識

前回まで、衰えやすい筋肉ということで頸部の筋肉が衰えやすいという話をしました。これによって猫背のような姿勢になりやすいという話もしたかと思います。猫背の姿勢になると、胸の筋肉が常に短縮した状態になり、伸び縮みしにくくなります。また、肩甲骨の間の筋肉は逆に伸びたままで縮みにくくなります。なので、アプローチとしては胸の筋肉のストレッチを行い、肩甲骨の間の筋肉を鍛えるということが必要になります。でないと、また元通りになりますからね。最も、姿勢が変わった後は歩行バランスや、杖の高さも変更になる場合があるので、急激な変化は起こりませんが、姿勢を見て運動、施療のアプローチを行うことが必要になります。