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むこログ-Vol.12-「股関節内外旋運動」

リハトレ武庫川ブログ-Vol.12-

 梅雨の気配の前に夏の兆しかと思えば、雨からの気温の低下し、また上がるという、体調を崩しやすい週でしたね。とはいえ、来週には梅雨入りになりそうですね。雨が降っていると「あめあめ降れ振れ母さんが~」となんとなく口ずさんでしまいます。お昼の口腔体操でも「あめふり」の歌を歌いましたが、題名が「あめふり」だった、と知った先日です。

個別トレーニング・運動紹介

腰や膝が痛いという方が多く、ついつい膝、太もも、腰の筋肉や可動域を見てしまいがちになりますね。そんな中、衰えている傾向が強いのが股関節(大腿)を内外旋させる筋肉です。失禁予防、歩行の不安定性改善に内外展の運動はよく行いますが、内外旋運動は行っていますか?運動でどうしても起こしてしまいがちなのは、「~の原因はココ、ココを鍛えよう!・ストレッチしよう!」というものです。そして「~を鍛えるとどこに効果があるの?」という問いも多いですね。意味のない所はやはり動かすときにモチベーションがあがらない事実はついてまわります。しかしながら、意味のない筋肉などほぼないですよね。

はじめはコンディショニング用のベッドにて仰向けでの内外旋や、チューブを足部にかけ内外旋のトレーニングも行います。次に荷重をかけて股関節のトレーニングとしてツイストディスクに足をのせて、股関節の内外旋を行います。皆さんの動きを見ていると、可動域、筋力共に左右差が大きく見られます。膝や腰が痛みにかかわらず、左右の軸足があるように顕著に動きの差が見られやすいです。そうすると自然に動かない方の筋肉は硬くなりやすく、周囲の腰や太ももの筋肉も硬くなっていることがあります。そのため、動かしてあげることで、筋肉が柔らかくなり、膝や腰の痛みが抜け、膝の可動域が上がった方もいらっしゃいました。

 利用者様個人個人の体の状態の必要度に応じて個別トレーニングは行っております。

むこログ🍀豆知識

「集団で運動する人に比べて1人で運動する人のほうが要介護になる確率が高い」

運動をしていると、「個人」で行ったほうが良いのか「集団」で行った方が良いのか、と考えることがあります。私もスポーツクラブの指導もしているので「集団」でしていると「会話が増える」「口の運動をしている」など感じますし、ご本人さんたちもおっしゃっています。その事から個人で続けられるなら個人のがよいのではと考えたりもします。ですが、要介護になっている方の運動をしている方のうち、集団と個人どちらで運動をしていましたか?という調査によって「集団より個人のほうが要介護になる率が1.3倍高い」という調査結果が出ていました。気分的、精神的にもよく、運動指導もあることから、動きも偏りにくくなるのかと考えられます。そう思うと運動施設での集団体操などは効果的なんですね。